「自分の居場所」
| 先日TVを見ていると、「新宿のゲンさん」と言う人のドキュメントをニュースの中で紹介していた。 夕食の支度をしながらだったので、かいつまんでしか見ていなかった。 ゲンさんは、強面のオジサンだったらしい・・。 少々前までは、ベンツを乗り回し羽振りのいい生活をしていた。 家庭を省みることはなかったらしい・・・。 が、経営がうまく行かなくなり、自己破産してしまった。 でも、何も無くなった父親を見捨てなかったのは家族だった。 それまでは自分が省みる事の無かった家族・・・・・。 先日初めて子ども達を連れ、旅行にでかけたと言う・・・。 父親初心者としてはドキドキものだったらしいが、ゲンさんは幸せいっぱいだった。 今まで思い描いていた幸せを目指し、お金を手に入れ・・・・・・ それでも心の乾きは癒せなかったという。 それが、全てを失った今、求めていた幸せが手に入って、心は幸せいっぱいだという。 ゲンさん曰く「愛は与えるもの。与えれば溢れかえるほどの愛がかえってくる。」と言っていた。 無いものねだりだと言えばそうかもしれない・・。 でも、私も幸せはお金では買えないと思う。 確かに今の日本で生活するには、最低限のお金は必要だ。 通常に働けば、食べることはできるだろう。 一緒に過ごす家族、一緒に仕事する仲間、一緒に時を過ごす友達・・・。 幸せを結ぶ鍵をもっているのは、一緒に過ごす人たちと自分にあるのかもしれない。 私はいつも自分の居場所を探していた。 家族の中にいながらも、自分という存在価値を考えていた。 自分が輝いていられる場所・・・・。 必要とされる場所・・・・。 家族は空気となり、自分は迷子になった。 そして、仕事を始めることによって自分のもう一つの居場所を作ろうとしていたのかもしれない。 私が外にでる事によって、家族は私の存在に気づいたのかもしれない。 空気のようにあって当たり前でも、無くなってしまったら取り返しの付かない・・・・・。 今は家族と自分の間は一番いい距離にあると思う。 しかし、社会はそんなに甘くは無い。 いつも自分の存在価値を考えさせらる場所である。 今でも自分が一番必要とされている場所を求めている。 必要とされている場所とは、都合よく利用される場所ではない。 人は心だと思う。 私が居て本当によかったと思われる場所・・・・・。 それが自分の価値を精一杯生かせる場所・・・・・ 自分の居場所なのだ。 |