「相田みつを」さん
| 皆さんは「相田みつを」さんという方をご存知でしょうか? 私は相田さんの作品に触れたのは、今から16〜7年前くらいです。 最初はまだ生前でしたので、TVで拝見させていただきました。 そして興味を持ち、本屋さんへ相田さんの作品を買いにいきました。 読んだ方はご存知でしょうが・・・。読むというより見るに近いかもしれません。 でも、その短い言葉に魂を揺さぶられ、涙が止まりませんでした。 その頃私は、主人の勤める会社の独身寮の管理人&寮母さんをやっておりました。 18〜25,6歳の若い男の子たち・・。 最初は顔を伏せるようにして、挨拶すらしません。 学校でたての子の方が素直で、慣れない東京に人恋しいのか? 私と話をしたりする事が多かったのです。 でも、若いという事はまだ世間知らずで、社会のマナーなどはなってない状態でした。 最初は身体が大きいので、「大人なのになんて失礼な・・・。」などと思ったものでしたが・・。 身体が大きいだけで、根は子どもで、親が世間の常識を教えていないだけなのだという事に気づきました。 それからは、どうしたら私のいう事を素直に聞いてくれるのだろう・・・。 そんな事を考え、あの子達が「この人の言う事なら本当だろう・・・」と思ってくれるような人になろうと思いました。 それは無償の愛に近く、一方的で代償を求めない、地道な努力の積み重ねでした。 心の奥底で考えていることはわからないし、私の事をどういう存在だと思っているのかすらわからない・・。 挨拶しない子達に、こちらから挨拶して、「いってらっしゃい♪」「おかえりなさーい♪」と・・。 家から離れて都会にでてきているので、顔を合わせたら声をかけ、「どお?会社は慣れた?」 たまには愚痴も聞き・・・「う〜〜ん、そかそか。」 本当に歳はそんなに違わなくても、お母さんのような存在でした。 夕食が焼き魚なら、その人が仕事から帰って来るのを待っていて焼き立てをだす。 暑い日には、冷蔵庫に麦茶を作って入れておく。 病気になった時には、寮の食事代などいただかずに、看病する。 etc・・・・・ やった事は、「心を込める事」 ただそれだけ・・・。 それでも男の子というのはイマイチ反応がよくわからなかった・・・。 一年が過ぎようとしていた時に、この本にであったのでした<相田さん 「いくらやっても報われない、苦しいよぉ・・・・」と心が悲鳴をあげていたその時に・・・・ 「わかっているよ。あなたが頑張っていることは・・・・」と神様の声が聞こえてきた気がしたのです。 本を読み終わるまで、ずっと泣いていました。<(T-T)ダラダラ(T^T)ズルズルー 「誰もわかってくれないと思っていたのに、わかってくれる人が居たんだ・・・。」そう思えた瞬間でした。 後に「相田みつを」さんは有名になり、死後更に有名になり・・・・ TVで特集とかもやっていました。 でも、この作品の不思議なところは、心に深く届く人とそうじゃない人が居るということ・・・。 心に深く届く人は、「あ、あなたもですか・・・。わかるんですね。(^^)」と理解しあえる。 多分、この短い言葉の中に込められた、奥深い意味が波紋のように広がっていく人なんじゃないのかな?と思います。 好き嫌いあるとは思いますが、一度読んでみてはいかがでしょうか? え?その後寮生たちはどうなったかって? 5年後には寮は廃寮になったのですが、大晦日や正月でも仕事で帰れない彼たちの為に、みんなでドンちゃん騒ぎ?(笑)<毎年 夏には庭でバーベキュー。 毎晩のように、食堂で飲み会・・・。 皆は毎日違うかもしれないですが、私と主人はヘロヘロ・・・。 でも、うれしいやら、楽しいやら・・。 お酒があまり飲めない私の為に、小さなカクテルの缶を用意してくれたりして・・。 私もさっとできるおつまみを作ってあげたりして、大家族みたいな寮生活でしたよ。 互いを思いやると言う事は、ほんとうに幸せな事で・・・・・ 私が皆を大切にした何倍も皆は私の事を大切にしてくれました。 今では皆それぞれ家族ができていますが、きっと家族を大切にしてくれていると思います。 |